住宅購入の選択肢には大きく分けて、
新築戸建てと中古戸建ての2種類があります。
今回は新築戸建てと中古戸建てのメリット・デメリット
についてお話いたします。
どちらの住宅がより自分たちに合っているのかを
チェックしてみて下さい。
新築戸建てを購入するメリット
・新しくきれいな住宅で過ごせる
新築物件を購入する一番のメリットは、
まだだれも使っていないまっさらな状態だという点にあります。
新しく清潔な状態の住宅で過ごすのは気持ちのいいことです。
特に、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りは人が使うことで劣化してしまいます。
・最新の設備が導入されている
住宅の性能や設備は年々進化しています。
新築の住宅には最新の設備が採用されており、
耐久性や耐震、バリアフリー性能などあらゆる面で配慮されています。
最新設備は費用が高いものですが、
一度導入すればランニングコストを安く抑えることが可能になります。
・新築住宅には10年の保証期間がある
日本では2000年に住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)が施行されました。
この法律には、新築住宅で10年以内に見つかった欠陥に関しては建築会社や施工会社などに
瑕疵担保保険を求められるという旨が定められています。
無償で保証をうけられるのは住宅の主要な構造部分をはじめとした一部に限られます。
しかし、基礎部分や柱、屋根や窓などの不具合が起きた時に点検や修理をしてもらえるのは
大きな安心材料になります。
新築戸建てを購入するデメリット
・購入価格が高い
新築戸建ては中古戸建に比べて価格が高額になりがちです。
新築住宅を購入するときには、冷静な費用計画を立てる必要があります。
・立地があまりよくないことがある
これから新規で戸建を建てるという場合、好立地を選ぶのは難しいかもしれません。
とはいえ、チャンスは少ないもののアクセスのいい土地が見つかるケースもあります。
地域の情報に詳しい不動産会社や工務店に依頼してこまめに情報を集めるなどの工夫をしてみましょう。
中古戸建てを購入するメリット
・購入価格が安い
購入時の費用を重視するのであれば、新築ではなく中古を選んだ方がいいでしょう。
住宅の価格は年数の経過によって下がっていきます。
同じエリアで同じような広さや間取りの条件を持つ新築住宅と中古住宅がある場合、
中古住宅の価格は新築の2分の1程度にまで下落することもあるのです。
・自由にリフォームを行える
中古物件を購入した後にリフォームやリノベーションといった形で手を加えることもできます。
住宅の劣化や不具合を改善できるだけでなく、より住みやすく気持ちのいい住宅に仕上げることも可能になります。
・見学や下見ができる
中古物件には、実際に住宅をチェックして選べるという良さがあります。
気になる中古戸建てを見つけた時には見学に足を運び、外観や内部の様子、
デザインや日当たり、劣化の状況などを総合的にチェックしましょう。
中古戸建てを購入するデメリット
・修繕やリフォームに費用がかかる
中古戸建ては程度の差はあるものの、劣化や老朽化が進んでいるものです。
特に、築年数がかなり経過している中古戸建は
修繕費だけでかなりの金額になってしまうことがあるので注意しましょう。
・思い通りのリフォームができないことがある
土地の状況や建物の構造によっては希望するリフォームができないかもしれないことがあります。
・住宅ローンの審査が厳しくなる
中古住宅は新築戸建てに比べて住宅ローン審査が厳しい傾向にあります。
住宅ローンは、金融機関が建物を担保として融資額を決めるという仕組みになっています。
新築戸建てであれば担保となる建物に大きな価値がありますが、
中古の戸建て住宅は築年数が経過するほど価値が下がってしまいます。住宅の状態によっては
審査自体に通らないこともあるので注意しましょう。
購入時に資金計画を立て住宅ローンの仮審査を受けるなどの工夫を行いましょう。
新築戸建てと中古戸建てにはそれぞれメリットデメリットがあり、
どちらが優れていると一概に言えるものではありません。
住宅を選ぶ時の基準は人それぞれです。
どのようなポイントを重視したいのか、まずは住宅に対する希望を挙げて
優先順位を付けて、理想的な住宅を探してみましょう。