基礎工事のコンクリートの温度管理の重要性
住宅の基礎工事におけるコンクリートを打設する際の温度管理はとても重要で、
また難しいものとなっています。
固まる前のコンクリートを生コンといい、温度は高過ぎても、低すぎてもよくないです。
夏期に施工するコンクリートを暑中コンクリート、
冬期に施工するものを寒中コンクリートといいます。
温度について
コンクリートはデリケートで、温度を適切に管理しないと、
良いコンクリートはできません。
夏は気温が高いです。気温の高い時期にコンクリートを打設すると、
水分が蒸発し、ひび割れが起きやすくなってしまいます。
これを防ぐために、セメントや骨材は熱くないものを使用し、水は低温のものを使用します。
寒い時期は、コンクリート内の水分が凍結する恐れがあり、また寒いと、
コンクリートの硬化が進みずらく、強度が出にくいです。
これを防ぐため、練り混ぜ水を加熱するなど、凍結しない対策が必要となってきます。
コンクリートには、温度に関連する色々な基準があり、
温度と打設時間の管理
温度と重ね時間の管理
寒中コンクリートと暑中コンクリート時の荷卸し時の温度管理
コンクリート打設時間は、温度に応じて異なります。
25℃以下→ 120分 25℃以上→ 90分
気温が高いほど、素早く作業を行う必要があるということです。
コンクリートは、温度が高いほど硬化のスピードが早く、
打設時間を短くしないと、
コンクリートが行き届かずに硬化しますので注意が必要です。
まとめ
今回は、基礎工事のコンクリートの温度管理の重要性について書きました。
コンクリートは、デリケートな材料です。時期に応じた、
方法、時間、温度で作業をすることが大切であるということです。
住宅は、決して安い買い物ではありません。
実際に施工をお願いするハウスメーカー・工務店選びは慎重にしてください。