今回も最近読んだ本に住宅を建てる上でとても勉強になることが書いてあったので、皆さんと共有できればと思います!!!
家を小さくするのも省エネ手法のひとつ
ポイント1
支払い可能な光熱費の範囲で夏は涼しく冬暖かく健康に暮らせるのがよい住宅
ポイント2
断熱仕様は固定化せず、支払い可能な光熱費に納まる断熱性能と仕様を検討
ポイント3
光熱費が支払い可能額を超える場合、家を小さくして光熱費の消減する
暖房設備の導入費用を下げるには、断熱性能を高めることが有効だ。その効果の大きさを知ったのはドイツのパッシブハウス研究所を訪れたときだ。
暖房負担15Wh/㎡・年まで断熱性能を向上させるとセントラルヒーティングをなくし、第一種換気の給気を暖めるだけで全館を暖かくできることを知った。
それでいて、コストアップにはならない。セントラルヒーティングのコストを断熱性能の向上に充てることができ、最終的なランニングコストも圧倒的に下がるからだ。
これを日本の状況に置き換えると、高断熱化により、エアコン三台分もしくは各部屋に設置する床断熱がなくせるということになる。
ところが日本の住宅業界は、暖房負担を減らす努力をせずに太陽光発電や蓄電池、HEMSといった設備導入にまい進している。
設備は一定年数で交換が必要で、費用が生涯つきまとう。
しかも省エネルギーになっても住む人の健康や快適性には寄与しない。日本ではこれを「スマートハウス」と呼んでいる。
太陽光発電や蓄電池が悪いわけではないが、高断熱化の前にそれらに取り組むことは「スマート(賢い)」なやり方とは言えないだろう。
支払い可能な光熱費の範囲で、冬暖かく夏涼しい、健康に暮らせるのがいい住宅だ。
そう考えると断熱仕様は固定化しないほうがいい同じ断熱仕様で家を大きくすると光熱費はたかくなる。
家づくりの参考にしてください!!!