今回も最近読んだ本に住宅を建てる上でとても勉強になることが書いてあったので、皆さんと共有できればと思います!!!
費用対効果の高い断熱性能の高め方
ポイント1
断熱材の種類や厚みを変えてソフトで計算し、断熱材性能の違いを一覧表にする
ポイント2
計算に用いた断熱材の材工共の費用を見積もり、上記一覧表と照合してコスパを比較検討
ポイント3
住宅に暮らす期間を想定し、「工事費と冷暖房費」の合計して計算する
「Q値を0.1下げるのに掛かるコスト比較」という考え方は住宅の断熱性能を高める上で、重要な事と思う。
だが、大半の工務店や建築会社はこのような考え方を持ち合わせていない。
一般に工務店が断熱材を採用するきっかけは、
①営業マン熱心さと説得力 ②カタログの出来栄え ③断熱材購入時の掛け率 ④その他イメージ全般 4点だ。
施主が知ったら驚くだろうが、素人とまったく変わらない判断基準で断熱材が選ばれている場合が多い。
最近は、Q値やUA値を計算するためソフトを比較的安価で手に入れられる。
それらを用いて各部位の使用する断熱材の種類や厚みを変えると断熱性能がどれだけ変化していくかを計算することだ。
その計算結果に加え、計算に用いた各断熱材の材工の費用を見積もる。この2つの資料があれば、Q値・UA値を0.1下げるのに掛かるコストを比較できる。
工務店ごとに安く仕入れられる製品は異なるため、誤差が生じる。
もちろん断熱材の費用対効果だけで、高断熱化の仕様が決まるわけではないが、重要な指標であることは違いない。
次に行うべきなのは、住宅に暮らす期間を想定することだ。想定年数が長いほど、高断熱化により「工事費と冷暖房費」のトータルコストが下
がり、高断熱化して工事費に投資することが出来る。逆に想定期間が短いと高断熱化のコストメリットは出にくい。
家づくりの参考にしてください!!!