ご無沙汰しております。工務担当 梅屋です。
今回も先日読んだ本に住宅を建てる上で、知っておきたい勉強になることが書いてあったので、紹介させていただきますね!!!
シャッターには断熱性能を増す効果もある
ポイント1
Uw値2.3の窓でシャッターを閉じると、Uw値1.5くらい向上する
ポイント2
シャッターをと知ると窓との間に静止空気層ができ、断熱性能を高めてくれる
ポイント3
日本海側や東北、標高の高い地域など冬に寒い地域はシャッターが有効に働く
窓回りに付ける部材にはシャッターもある。国の基準や窓メーカーのカタログでは、シャッターの断熱性能は一切評価されないが、実際にはUw値2.3の窓でシャッターを閉じると、Uw値1.5くらいに向上する。
シャッター自体は断熱性能が低い金属性能を高める効果が得られるためだ。この効果は非常に大きい。
特に風が強い日はシャッターが有効に働く。広場の真ん中に吹きさらしになっているときと、
背後に大きいものがあるときとでは体感が違うというのは誰でもわかるだろう。
シャッターを閉じることで窓にも同様の効果をもたらすことが出来る。
風の強い夏よりも冬に吹くことが多い。
さらに日本海側や東北、標高の高い地域などは比較的風が強い傾向にある。冬に寒い地域ほどシャッターは有効である。
ただし寒冷地ではあまりシャッターをつけないようだ。
著者の経験では東北側へ行くほどシャッターの採用率が下がっていく。
外気温が氷点下の時に窓を開けてシャッターを開閉する気になれないこと、都会に比べて防犯意識が低いことが要因だろうか。
前者については電動のシャッターにすれば解決だが、建築費用が上がるので、採用されづらいように感じる
逆に大きな台風や災害を経験している地域では、飛来物でガラスが割れるなどの体験をしているので、シャッターの採用に積極的だ。
一階だけでなく二階の大窓にも設置を希望する方がいい。