皆さんこんにちわ 工務担当 梅屋です。
今回も先日読んだ本に住宅を建てる上で、知っておきたい勉強になることが書いてあったので、紹介させていただきますね!!!
シェードがあると配置の自由度が増す
ポイント1
シェードを使えば庇が効かない時間帯の日射を防げる
ポイント2
シェードを使うと庇の代わりの持ち出しのバルコニーにこだわる必要がなくなる
ポイント3
シェードを使うと庇ではカバーの難しい9月の日射遮蔽や3月の日射取得が調整できる
夏は窓回りに日射を防ぐ部材が必要になる。一般的にはカーテンやブラインドをつけるが、日射遮蔽は日射熱を40%しか遮れない。一方で、外部の日射遮蔽は80%を遮れる。夏の日よけには有効だ。外部の日射遮蔽のなかで価格的にも施工的にも採用しやすいのが巻き取り型外付けシェードだ。
省エネルギー住宅の教科書には、建物は真南に向けるのが理想と書かれている。理由は2つ、1つは夏は斜めからの日射が差し込む時間帯が多く庇の効果が弱まるからだ。シェードを使うことで建物の配置に自由度が増す。南から建物を振り、夏に庇が効かない時間があっても、シェードで日射を遮ればよいからだ。筆者の場合、シェードを使うようになってから、建物の配置を南面にあわせて斜めに降る設計はほとんどしなくなった。
同様にかつては南側1階の大窓の上部に出幅910㎜の持ち出しのバルコニーをつけて、庇代わりにする設計をよく行っていたが、これもシェードで代用できるからやなくなった。大半の住宅の2階は1階より狭いので、バルコニーが求められる場合、ルーフバルコニーを設ければよい。工事費も持ち出しのバルコニーより安価だ。
シェードにはほかにも利点がある。3月は太陽高度が高くなってきているため庇を適切に設計してい約半分の日射が庇で遮られる。逆に9月はまだ暑いのに太陽高度が低くなっているので約半分の日射が庇より低い位置からはいる。
庇の代わりにシェードを使えば、日射を土地入れることも遮蔽することも簡単だ。なお、シェードは色により日射遮蔽が異なる。日射遮蔽80%以上の色を採用したい。